2019年介護予防教室

 

昨年2月と7月に行われた長寿安心課(旧高齢者支援課)主催の介護予防教室が今年も「くらしかん」で行われました.

65歳以上の豊中市民の皆様、約40名の方が参加されました.

私が介護予防教室で認知症の予防についてお話をさせて頂くのは今回で3回目となります.

先月6月18日に発表された「認知症施策推進大綱」にも明記されているように、認知症は誰もがなりうるものである、という大前提に基づき、認知症の「予防」とは「認知症にならない」という意味ではなく「認知症になるのを遅らせる」「認知症になっても進行を緩やかにする」という意味であることを繰り返しお話しいたしました.

また、2017年12月Lancetに掲載された認知症予防に寄与するリスク因子の紹介、ほぼ同内容ではありますが本年5月にWHOが発表した認知症予防に関するガイドラインの要点をお話させていただきました.

アミロイドPET、中年期の難聴の影響などに関する活発な質問を頂きました.今現在、創薬は30数連敗中であり、まだ当面治療薬は世に出そうにありません.2025年には65歳以上の5人に1人が認知症になると予想されている我が国において、年をとれば誰でもなりうる認知症、現時点では根本的治療薬はない認知症と「共生」していくために、早急に更なるサービス体制の充実が望まれます.