今年もベネッセ主催の認知症タウンミーティングin北摂にて「幸せな認知症ライフのために」と題してお話をさせていただきました.

毎年世界アルツハイマー月間に合わせて兵庫、大阪、京都で行われるイベントです.

昨年から豊中市老人介護者(家族)の会にご協力いただいて、前半は講演、後半は現役介護者の方のトークセッションという二部構成で行われています.今まさに介護真っ最中のご家族の方の語りは、思わずトークセッション中であることも忘れて聞き入ってしまうほど胸をうつものがあります.

そこには介護を経験した者でないとわからない、経験者だからこそ分かり合える心の声があると思います.

認知症介護者家族が辿る心理過程として、

「とまどい・否定」→「混乱・怒り・拒絶」→「割り切り」→「受容」

の4ステップがあるといわれています.いきなりSTEP4の受容にたどり着くのではなく、誰もがSTEPを順にたどります.今、穏やかに介護されている方も、最初はとまどい・混乱・怒り・拒絶の時期を経ての現在です.

最もつらいこの時期をくぐり抜けるのに長い時間を要する人もいれば、早い人もいます.一旦、「割り切り」に至ったかのように見えてまた「混乱・怒り・拒絶」に戻ることもあります.

誰もが通る道ですが、つらい時期はできるだけ短く通り抜けるお手伝いができればと思っています.

それぞれのご家庭の事情によりますが、介護を日々担うご家族と、遠く離れたご家族がいらっしゃると思います.日頃何もできない罪悪感から、つい色々調べてああしたら、もっとこうしたらと色々言ってしまうこともあるかもしれません.

僕の介護の仕方が悪いと言ってくる人が身内に1人もいないのが幸せ.遠くの親戚が突然、普段みてない罪悪感からか色々言ってきたりするとつらい.『ようやってくれてありがとう』のひとことがあれば介護している人は救われます」という谷井さんの言葉が心に残りました.

 

さて、この会の続編という位置づけで

12月1日15時~ くらら豊中 

にて、介護者の方を対象としたミニ講演を予定しています.

介護ストレスを軽減するためにも、認知症のことをもう少し詳しく正しく理解して頂けるような内容を予定しています.

ベネッセ