千里文化センター「コラボ」で行われた「千里ひだまり教室」にて、市民の方対象に認知症の予防について、医学的なエビデンスに基づき有効とされている運動や食事、サプリメントについてお話させていただきました.

認知症、特にアルツハイマー型認知症はある時から急になるものではありません.正常域と病気との間に、物忘れはあるがまだ認知症ではない「軽度認知機能障害(MCI)」という段階があります.MCIから認知症に移行するのは1年で約12%、4年間で約半数の方が認知症になりますが、正常に戻るかあるいは認知症に移行せずMCIのままとどまる方もおられます.発症直前のこの時期に効果的な予防法は3つ.

有酸素運動、知的活動、社会参加 です.特に最後の社会的なつながりをもつことが最も有効であることがスウェーデンの大規模研究でわかっています.

一人で黙々と脳トレやウォーキングをするよりも、お稽古に通う、老人センターや公民館で開催されるクラブに参加する、囲碁・将棋会館に赴く、デイサービスに行くなどして対人コミュニケーションの機会を保つことが認知症予防、進行予防に有効であると考えます.

講演の後半は脳にいい食べ物やサプリメントについてお話しました.これについては当日来場できなかった方のために当院の待合室の院内放送で順次紹介していく予定です.

 

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